前回に続いて、今回も自動車免許に関することを思い出してみる。
無事に自動車学校を卒業したら、次に待ち構えているのは免許センターでの試験だ。
僕はこの運転免許学科試験を受けるために、初めて免許センターに行った。
そこでの出来事だったり、思ったことを書いていくので読んでいってくれると嬉しいです!
季節は夏。
「当日は余裕を持って、試験開場に行ってください。」と自動車学校卒業時に言われた。
試験は9時から始まり、免許センターが開門するのは8時とのことだったので、「暑い中外で並びたくないし、開門した瞬間に中に入ったろ!」と思い、8時に着くように朝の支度をした。
そのおかげで、朝は7時ちょっとすぎくらいに出発することになり、6時半に起きることになったが、
「大学に行くときとか6時に起きてるし、6時半に起きるのは余裕っしょ!」と思って、眠りについた。
が、
起きてみると6時40分。
僕は朝の支度は早くても30分かかる。
「あ、これもう無理だ。」と思ったが、簡単に諦めちゃいけないということを僕はウルトラマンネクサスから学んでいる!
光の速さで支度をすまして、ダッシュでバス停に向かいなんとか予定した時間通りに、免許センターの最寄駅に着くことが出来た。
駅に着いたらそこから免許センターまで10分程度歩いた。
気温はスマホの天気予報だと、29℃と表示されていて歩くのが億劫だったが、幸い太陽が出ていなかったため、そこまで歩くのが苦ではなかった。
(それでも結構汗はかいたけど…)
そして、ついに免許センターが見えてきた!
「どれくらい人いるのかなぁ」と思っていたが、想像の5倍くらい人がいた。(マジで)
10人くらいかと思っていたら50人以上は人がいて、かなり長い列を作っていた。
そして、「うわ〜、この列を並ばなきゃいけないのか…。早く涼しい中に入れてくれ…」と軽く絶望した。
しかし、列を並んでいると係の人が「こちらの列は免許更新の方の列となっております。試験の方は向こう側でお待ちください。」とアナウンスしてくれた。
それを聞いて僕はサ〜っと列を抜けて、指定された場所で待機した。
数分ほど待つと、入場してくださいとアナウンスされた。中に入って、最初に目に入ったのが免許更新の人たちの列だが、それを見て、
「列長すぎだろ!!!」
と思った(笑)。
ほんとに列が長かった。僕も免許を取ったら更新に行く身なので、「この列を並ぶ日が来るのか…」と憂鬱になった。(気が早い)
免許更新の列に比べて、試験の列は短かった。なんなら短すぎた。
それもこれも、係の人のおかげだ。めちゃくちゃ早いスピードで申請書のチェックなどをしてくれた。
朝からみんな死んだような顔で、淡々とスピーディーに作業をしていた様子を僕は忘れないだろう。
係の人たちには一刻も早く休んでほしい。
そんなこんなで、待ち時間などなく試験を受ける教室に着くことができた。
しかし、僕はあるものに襲われる。
そう、腹痛だ。
緊張からなのか(というか絶対緊張のせい)お腹が痛くなってきて、トイレに駆け込んだ。
トイレはすごく綺麗だった。感動したまである。
しかし、僕が行った免許センターのトイレに物申したい。
「令和の時代に綺麗な和式トイレとか要らないだろ!」
個室のトイレは4つあり、そのうち一つは和式だった。
そして、誰も和式は使っていなかった。
「一つだけ和式を作るんだったら、いっそのこと全部洋式のトイレ🚽でいいだろ…」
そんなことを思いながら、僕は個室が空くのを待った。
なんとか個室に入ることができたが、もう一つ物申したいことがある。
これはこの免許センターのトイレだけでなく、全国のトイレに言いたい。
「トイレにエアコンをつけてほしい…!!」
本当に暑かった…。これだから夏のトイレは嫌なんだよなぁ…。
個室から出て、手を洗うときに鏡を見ると、そこには汗を流した自分が映っていたのは言うまでもない。
少々トイレについて熱く書いてしまったが、話を戻そう。
結局少しだけ腹痛が残ったまま試験は始まった。(でも始まったらなんか腹痛は治ったので良かった)
試験時間は50分。合格点は90点以上。
僕は前日に問題集などを解きまくって、大体96点くらいを連発していたので余裕だろうと思っていた。
そして、一通り解いてみて思った。
「これ受かるかどうかギリギリじゃね?」
普通にわからない問題もあって、昨日の96点が嘘のように思えた。
必死になりながら、見直しをしていたら試験官が「開始から30分経ったので、途中退室が可能となります。」とアナウンスした。
「見直しの最中だから途中退室なんてできるわけないだろ!」と心の中でキレたのは内緒🤫
しかし、周りの人たちはそうではないようで、結構途中退室している人が多かった。
それを見て「なんで途中退室できるんだ…。そんなに自信あるのか…?」と焦ってしまった。
そして、50分経って試験が終わった。
解答用紙を提出しようと立った時に、試験官の1人が、
「何書いてるんだよ。何書いてんだよ!」
と1人の受験生に注意しに行った。
その人が何を書いていたのかわからないけど、とりあえず試験官の人が怖いってことはわかった。
他人が怒られてるのを聞くと、自分まで怒られている気分になるのは僕だけ?
ちょっと話が脱線したので戻そう。
僕は合格発表まで1時間近く時間がかかるのかと思っていたのだが、
「15分ほどで合格発表をするので、それまでに証紙を買ったり、必要事項を書いてください。」
と言われて拍子抜けした。やっぱりマークシートは採点が早いね!
そして、運命の合格発表の時が来た。
試験を受けた教室にある電光掲示板で発表とのことで、僕は緊張の「う」の字まで最後まで緊張たっぷりであった。(どっかのお菓子みたい)
そうしているうちに、電光掲示板に受験番号が表示された!
僕は自分の番号を探す!
無い。
無かった。
「え、無い。え?嘘でしょ?」
目の前が暗くなり、絶望に打ちひしがれていた。
しかし!!
その時、僕は希望の光を見つける!
電光掲示板の右には「1/2頁」と書かれていたのだ!
そして、僕の番号はこの教室内では最後から5番目であった!!
つまり、僕の番号は合格していれば2頁に表示されるということなのだ!!
最後の神頼みをしていると、運命の2頁が表示された。
その結果は
合格!
僕の番号は無事に表示されていた!
ちなみに点数は93点だった。
合格ラインが90点以上だから結構危ない点数だけど、合格しちゃえば点数なんて何点でもいいよね!
心の中でガッツポーズをしていると、試験官が「残念ながら表示されていなかった人は退室してください。」と言った。
僕は「そんな公開処刑みたいなことしてやるなよ…。絶対落ちた人たち退室しにくいでしょ…。」と思った。
実際落ちた人は6人くらいしかいなくて、その人たちは急ぐように退室していた。急ぐ気持ち、ちょっと分かるよ…。
そして、合格した人たちだけが教室に残って、これから運転する際に注意することなどの簡単な説明を受けた。
個人的に、というかその教室にいた人たちみんなが、説明をしている人を面白いと思ったはずだ。(だって、小さく笑ってる人いたし笑)
なんせ、
「私が聞いてほしいことはちゃんと聞いてください。ただ、皆さんお疲れでしょうからそれ以外のところは聞かなくていいです!寝るなりスマホいじるなりしていいです!」
とか、
「練習を重ねて徐々に運転に慣れていきましょう!私も60ですけど、この歳になってウクレレを始めました。最初の頃は家族からは笑われ、悪魔のメロディなんて言われたりしましたけど、練習すれば必ず上達しますからね!」
と言うのだ。
「寝たりスマホいじってていいのは流石に緩すぎるでしょ(笑)」とか「悪魔のメロディって絶対こっちを笑わせようとしてきてる(笑)。」など他にもツッコミ所は多かったがとにかく面白い人だった(笑)。
その人からの説明も終わって、いよいよ免許の写真を撮ることになった。
僕は卒業アルバムの個人写真を撮る感じかと思っていたが、そんなものではなかった。
「流れ作業にも程があるだろ!」
となるようなスピードがそこにはあったのだ。
写真を撮る人たちからは0.1秒も無駄にしない精神を感じた。
少しでもこっちが手間取ると「早くしてください!後ろが詰まりますから!」と言われかねないと思い、手早くマスクを外して椅子に座った。
その時に前髪で目が隠れるのは流石にまずいと思い、軽く流して撮った。
なかなかいい感じに撮れているのではなかろうかと思っていたが、免許を受けとるとそこには、
前髪が一部割れていて、とぼけ顔の自分が写っていた。
これを書いている時にも思うけど、マジで撮り直したい…。
撮り直すことは出来るらしいが、まぁまぁお金がかかるらしいし、何より撮り直しに行くのがめんどくさいから我慢するけどさぁ…。
免許更新の時に新たに写真を撮る時は前髪が割れることなく、真面目な顔で撮るようにしようと心に誓った。
あっ!別にとぼけ顔を意識して、撮ったわけじゃないから!
マジで一生の不覚ならぬ免許更新までの不覚。
以上が免許センターでの出来事や思ったことだ。
かなり長くなったけど書いていて楽しかった(笑)。
ちなみに試験の帰りにおもちゃコーナーでソフビを買った。
もう売ってないと思っていた物だったので非常にラッキーだった。
やっぱり頑張ったあとにはご褒美が必要だよね!
ここまで読んでくれた人には、免許の写真が綺麗に撮れるおまじないをかけようと思う。
全世界の人たちの免許の写真が綺麗に撮れますように。